iOS 7でスマートデバイス管理はどう変わるのか[後編]――BYODにも効果的なアプリ運用が可能に

企業向けの機能が大幅に強化されたiOS 7は、MDM/MAM/MCMの機能や使い方にどう影響するのか。前編に引き続き、今回はアプリ/コンテンツ管理に関連する機能について解説する。

iOS 7強化から考察する望ましい管理運用基盤とは

以上、「スマートデバイス活用のために取り組むべき運用スタイル」と、「iOS 7のビジネス向け機能強化ポイント」について紹介してきたが、最後に、これらの取組みや新技術をビジネスに活用するために必要なサービスの選定基準について整理してみたい。

スマートデバイスの活用が進むとともに、MDMだけでなくMAMやMCMが必要になってくる。そのため、一見するとMDMとMAM、MCM、すべての機能を揃えたサービスを初めから導入した方がいいように思えるが、最初からすべてを揃えても無駄な投資が多くなるため、段階的に機能を追加できるサービスを選ぶのが望ましいだろう。

なお、MDM、MAM、MCMそれぞれの機能を持つサービスを個別に用意し、互いに組み合わせて利用することも可能だが、その場合は、異なるサービスを複数運用することになり、管理負荷の増大を招きかねない。

今回、iOS 7の機能強化ポイントとして挙げたもののように、MDMサービスと組み合わせることではじめて可能になるMAM、MCMの機能も存在する。したがって、すべての機能を単一の管理コンソールから操作できる統合管理の仕組みなど、管理・運用コストを最低限に抑えられる製品やサービスを選定すべきだ。

さらには、将来的なデバイス展開規模の拡大に備えて、組織や部署の構造に沿ったITポリシーを運用できるなど、利用者側の運用イメージを柔軟に実現できるサービスを選ぶべきであることも指摘しておきたい。

スマートデバイスを導入して成果を上げた企業には、必ず成功につながる秘訣がある。管理・運用基盤のサービス選定もその1つと言えるだろう。アイキューブドシステムズでは、スマートデバイスによる業務革新をさらに多くの企業に達成していただくために、CLOMO製品のサポートをはじめ、スマートデバイスの効率的な運用・管理、高度な活用に向けてのアドバイスを行う「CLOMOコンシェルジュサービス」や、30日間の無料トライアル提供を行っており、実際にサービスを触って試すことができる。

また、5500社もの導入実績をベースに作成した、スマートデバイスとCLOMOの導入事例や活用のヒントなどの詳細資料をホームページにて公開している。ぜひ、スマートデバイスの導入目的の達成に向けて役立ていただきたい。

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