IOWNで新たなエンタメ体験を提供
2つめのライフサイクル・エンターテインメントに関しては、NTT日比谷タワーの低層部にアトリウム空間「Cross Gate(仮称)」を新設する。「IOWNと超大型LEDビジョンが実装されたこの空間は、時には水族館に姿を変え、人々の癒しの空間となる」と島田氏は話した。また、コンサートや新サービス発表会、講演会などにも活用できるとした。
また、Cross Gateと米国のスタジアムをAPNでつなぎ、「映像に加えて音や振動の伝送により、日本にいながら米国の試合会場で観戦しているかのような圧倒的な臨場感を味わえるようにする」(島田氏)構想も描いているという。

バーチャルアクアリウムのイメージ
光量子コンピューターでCO2排出量ゼロへ
3つめのサステナビリティについては、建築物のエネルギー消費量を50%以下に削減する「ZEB Ready」をオフィス部分で実現させるという。
加えて、「オフィス空間に設置したセンサーやウェアラブルデバイスから各種データを収集し、AIや光量子コンピューターで分析することで、ビル全体のカーボンニュートラルの実現を目指す」とNTTアーバンソリューションズ 代表取締役社長 社長執行役員の池田康氏は語った。

カーボンニュートラルの実現目指す
さらに、NTT日比谷タワー・まち・公園をつなぐ「歩行者ネットワーク」を形成する計画も進める。具体的には、日比谷タワーがある内幸町一丁目街区と、銀座・霞ヶ関・新橋をはじめとする都心主要拠点、日比谷公園を結ぶ道路上空公園を建設予定だ。













