IDC Japanは2013年8月27日、国内WANサービス市場予測を発表した。これによると、2012年の国内イーサネットサービス市場規模は、前年比3.7%増の3121億円、IPベースVPNサービス市場規模は同3.0%減の1598億円だった。また、イーサネット専用線の市場規模は428億円だったという。
IPベースVPNサービスはマイナス成長となっているが、これはスタンダードタイプのIP-VPNの新規契約減少や単価下落が要因。ライトVPNやインターネットVPNは堅調なものの、スタンダードタイプのIP-VPNのマイナス分をカバーするほどではないため、今後もマイナス傾向が継続するという。
広域イーサネットの通信事業者別シェアは、NTT東日本が20.7%でトップ、2位はKDDI(18.7%)、3位はNTT西日本(14.3%)だった。NTT東西は「ビジネスイーサ ワイド」が好調で、シェアを拡大させている。
また、スタンダードタイプのIP-VPNについては、NTTコミュニケーションズが49.7%で1位。2位はKDDI(21.6%)、3位はソフトバンクテレコム(20.2%)だった。
国内広域イーサネットサービス市場 回線数予測 |