Android情報サイト「アンドロイダー」を運営するトリワークスは2010年6月22日、KDDIがAndroidスマートフォン向けに開設するアプリケーション販売サイト「au one Market」に対し、アプリ情報の提供を開始すると発表した。なお、auのAndroid端末「IS01」は6月30日に発売。au one Marketも同日スタートする。
Android情報サイト「アンドロイダー」のロゴマーク。アメコミ風キャラクターが優良アプリを紹介する |
アンドロイダーは、Androidアプリケーションのレビューを中心とした情報サイト。すべて実際に使用したうえでアプリの紹介・機能説明を行っているのが特徴で、2010年6月時点で1800本超のアプリレビューを掲載している。すでに4月1日より、NTTドコモが運営するドコモマーケットに対して個人開発者によるアプリを中心としたレビューの提供を始めており、これに続いてau one Marketへの情報提供を開始する。
現状、ドコモマーケットにおけるアプリケーションやコンテンツの情報提供は、基本的に法人による契約に限られている。アンドロイダーでは、ドコモマーケットにおいて個人の開発者によるアプリを中心にレビューを紹介。この“アンドロイダー枠”で個人開発者がアプリをユーザーにアピールする場を提供している。
トリワークスは、au one Marketでも同様の取り組みを進める方針。au one Marketでは、今夏よりアプリ販売の決済対応も実施する予定で、Androidアプリ開発者にとって迅速にビジネスを展開する機会が増えると期待される。トリワークスでは、ドコモマーケットやau one Marketなどの主要なマーケットに個人のアプリ開発者がアプリを登録できる道を拓くことで、スマートフォン向けアプリ市場の発展に貢献したいとしている。