OpenFlowを活用したネットワーク製品「UNIVERGE PFシリーズ」を展開するNECは6月10日、OpenFlowの最新仕様であるVer.1.3に対応した新製品を発表した。既発売のコントローラ製品「UNIVERGE PF6800」についてOpenFlow 1.3対応などの機能強化を実施するのに加えて、新製品としてOpenFlow 1.3対応スイッチ「UNIVERGE PF5459」を2モデル投入する。
UNIVERGE PF6800は、OpenFlow 1.3への準拠のほか、MACマッピング機能にも対応した。これはOpenFlowネットワークに接続する端末のMACアドレスを認識し、適切なネットワークポリシーを自動適用するとともに、端末が属すべき仮想テナントネットワークに収容する機能。端末の移動やフロア変更時にスイッチの設定変更が不要となるため、運用の効率化や誤接続や誤設定によるトラブルを防ぐことができるという。
また新スイッチのUNIVERGE PF5459は、1GbE×48ポートの「UNIVERGE PF5459-48GT」と10GbE×48ポートの「UNIVERGE PF5459-48XP」をラインナップ。フローテーブルに加えてMACアドレステーブルも利用するMAC Forwarding機能により、処理効率も向上しているという。価格は1GbEモデルが155万円、10GbEモデルが345万円(いずれも税別)。7月25日からの出荷予定だ。