ワイヤレスジャパン2013のZigBee Alliance/ZigBee SIGジャパンのブースでは、ECHONET Lite/920MHz ZigBee IPの相互接続デモが行われている。
相互接続デモの構成 |
ECHONET Liteは、経済産業省が認定するHEMS向け通信プロトコルの国内標準。グローバルに普及する無線/有線通信規格を柔軟に利用するため、物理層やMAC層について規定していないのがECHONET Liteの特徴の1つであり、今回のデモでは920MHz ZigBee IPにより相互接続している。
ZigBeeは従来、無線LANや電子レンジなどと共用の2.4GHz帯を利用してきた。だが、昨年7月に920MHz帯が近距離無線用に開放され、ZigBee Allianceも920MHz帯に対応。さらに、IPv6もサポートしている。
展示では、OKI/ラピスセミコンダクタ、アドソル日進、NECエンジニアリング、スカイリー・ネットワークスなどのメーカーのサービスGW、温度センサ、スマートタップ、エアコン等を利用。タブレットのアプリから、温度/湿度のモニタリングやエアコンの制御が行えるデモを行っていた。
ECHONET Liteレディのエアコン |
説明員によれば、この秋くらいからECHONET Lite対応の家電機器は徐々に増え始めるとのこと。現在はまだ本格普及に向けた「助走期間」という感が強いが、着々と準備は進んでいるようだ。