6年ぶりのらくらくホン新機種 ドコモの3G停波後も使用可能
もう1つはらくらくホンの新機種「F-41F」だ。フィーチャーフォン型のらくらくホンとしては、2019年に発売された「F-01M」以来6年ぶりの刷新となる。
らくらくホンの新機種「F-41F」実機。本体色はホワイトとネイビーの2種類
2025年9月30日でNTTドコモの3Gが停波しFOMAサービスが終了すると、らくらくホンの旧機種が使用できなくなるが、「スマホが進化するなかで、(フィーチャーフォン型の)らくらくホンがなくなると困るという切実な声がある」と同社 統合マーケティング戦略本部 マーケティング統括部副統括部長の正能由紀氏は話した。同社は「らくらくスマートフォン」を生産しているが、加齢による身体能力低下などの要因で、物理キーを持つらくらくホンの操作性が強く支持されている。
今回の新機種では、らくらくホンの操作性はそのままに、画面の見やすさ、音声の聞きやすさなどについて調整を行い、シニア層により使いやすいものにした。操作UIも記憶・学習能力の低下に配慮し、専門用語を排除した記述にしたり、次の操作をわかりやすく強調するガイド機能などの工夫を加えている。迷惑電話・迷惑メール対策や電話による無料操作サポートなど、安心して利用するための機能・サービスにも力を入れている。
らくらくホン「F-41F」の機能サマリー
「らくらくホンはシニアのことをとことん考えた唯一無二の携帯電話。必要とするお客様に向けてFCNTはらくらくホンを提供し続ける」と正能氏は語った。
らくらくホンF-41FはNTTドコモから8月上旬以降に発売される。