フォーティネットとアラクサラ、共同開発のスイッチ「FS-AX600F」発表

フォーティネットジャパンとアラクサラネットワークスは2025年6月9日、新たなネットワークブランド「FortiSwitch-AX(以下FS-AX)」を立ち上げ、初の共同開発製品としてL2コアスイッチ「FS-AX600Fシリーズ」を発表した。両社がこれまでに培ってきたセキュリティと高可用性技術を融合し、日本市場の長期運用ニーズに応える製品群として展開する。

今回発表した「FS-AX」シリーズのスイッチ。上が「FortiSwitch-AX648F」、下が「FortiSwitch-AX624F」

今回発表した「FS-AX」シリーズのスイッチ。上が「FortiSwitch-AX648F」、下が「FortiSwitch-AX624F」

FS-AX600Fシリーズは、アラクサラが国内のミッションクリティカル領域で蓄積してきた高信頼・高可用性ソフトウェアを、フォーティネットのネットワークプラットフォーム「FortiSwitch」のハードウェアに実装した製品。プラットフォームの共通化により、安定した品質とタイムリーな製品供給、さらにはコスト最適化を図る。また、フォーティネットのセキュリティソリューションと併用することで、堅牢で安全なネットワークインフラの構築が可能となるとしている。

FS-AXシリーズの製品は日本市場向けに最適化されており、国内の法規制や商習慣、業界特性を反映したネットワーク・セキュリティ機能を搭載する。さらに、日本国内にワンストップのサポート窓口を設けたほか、10年間の保守対応や複数世代のOSサポートなど、長期利用に対応する体制を整えた。フォーティネットジャパンによれば、10年間の保守サポートを提供するのは外資系ネットワークセキュリティベンダーとしては初めてとなるという。メーカーエンジニアによる導入支援・技術サポートも提供し、既存製品との組み合わせ展開も可能。

FS-AXシリーズの長期サポートのイメージ

FS-AXシリーズの長期サポートのイメージ

同シリーズは2021年に両社の研究開発部門が共同で立ち上げたプロジェクトの成果。今後もラインナップの拡充を予定する。

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