モースマイクロは2025年3月14日、Wi-Fi HaLowシステムオンチップ(SoC)「MM8102」を提供開始したと発表した。欧州および中東地域への大規模展開を目指す。
MM8102は、今年1月に発表したWi-Fi HaLow SoC「MM8108」の低消費電力版として開発され、1MHzおよび2MHzの帯域幅で256QAM変調をサポートし、LoRaWANネットワークの速度を大幅に上回る最大8.7Mbpsのスループットを実現しているという。
また、サブGHz帯のISMバンドを使用することで、従来のWi-Fi以上の広い伝送範囲と優れた信号透過性を有するとのこと。さらに、MM8102はデューティサイクル(一定期間内で電波を送信している割合)制限など、欧州の規制要件を満たしており、IoT機器メーカーの開発を容易にするとしている。