エヌビディアとシスコが提携拡大、AIデータセンター向けアーキテクチャを統合へ

シスコシステムズは2025年3月3日、エンタープライズ向けAIテクノロジーソリューションの提供に向けて、エヌビディアとの提携を拡大することを発表した(米国では2025年2月25日に発表)。AI対応データセンターネットワーク構築を簡素化するクロスポートフォリオの統合アーキテクチャの実現を目指すとしている。

シスコとエヌビディアが提携拡大

エヌビディアは、NVIDIA Spectrum-X イーサネット ネットワーキング プラットフォームにおいて、シスコの独自開発チップ「Cisco Silicon One」を、NVIDIA SuperNICと合わせて組み込む。シスコは NVIDIA Spectrum-X に組み込まれるパートナーシリコンを提供する唯一のプロバイダーとなる。

シスコは、NVIDIA Spectrum シリコンをシスコのOSソフトウェアと組み合わせたシステムを構築。これにより、顧客企業がシスコのネットワークとエヌビディアのテクノロジーをデータセンターで同時に標準化できるようにするという。

シスコはSiliconスイッチを強化し、Spectrum-Xおよびエヌビディアのリファレンスアーキテクチャとの互換性を確保する計画だ。現行および新型のCisco Nexus、Cisco Nexus Hyperfabric、Cisco UCS製品などの最新版は2025年の中頃に提供開始する。新たな Cisco Spectrumスイッチの提供時期については、後日発表される。

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