ソリトンシステムズは2012年11月13日、モバイル映像伝送システム「Smart-telecasterHD」の新バージョンを発表した。
Smart-telecasterシリーズは、3G/LTEやWiMAXなどの公衆モバイル回線を利用してリアルタイム映像配信が行えるソリューション。Smart-telecasterHDは、フルHD(1920×1080)での映像入出力に対応し、放送局の報道現場などでの採用が進んでいるという。
Smart-telecasterHD。2種類のハードウェアを用意する |
今回の新バージョンでは、その放送局の利用を想定した機能強化が行われた。エンコード性能が強化され、従来比2分の1の消費電力で2倍の処理性能を実現。また、最大8Mbpsまでのエンコードレートをサポートしたほか、ローパスフィルタやノイズリダクションフィルタも搭載した。
さらに、Type2(専用機モデル)では、最大8回線までのモバイル回線を束ねて利用可能になった。
Smart-telecasterHDを採用したTBSテレビの活用写真。カメラの背後にSmart-telecasterHD Type2がマウントされている |