米ブロケード コミュニケーションズ システムズは2012年11月5日(現地時間)、Vyatta(ヴィヤッタ)社の買収を発表した。Vyatta社はソフトウェアルーターを開発・提供するベンチャー企業。これにより、ブロケードはSDN(Software Defined Network)への取り組みを強化する考えだ。
米ブロケードCEOのマイケル・クレイコー氏は、「今回の買収は、イーサネット・ファブリックおよびSDNに対する当社の研究開発投資と、データセンター仮想化、パブリック・クラウド、エンタープライズ・バーチャル・プライベート・クラウド、およびマネージド・サービス分野における新しい市場機会の追求を可能にする当社の幅広い業界およびソリューション・レベルのパートナーシップを補完するもの」と説明している。
買収は全額現金により行われ、買収完了は2012年末の予定。買収完了後は、ブロケードのソフトウェア・ネットワーキング・ビジネスユニットに統合されるという。