NECは2012年11月7日、スマートフォン/タブレットをクラウド上で仮想化できるサービス「NEC Cloud Smartphone」の販売を開始した。BYOD(個人所有端末の業務利用)向けに展開していく。
同サービスでは、クラウド上に構築された仮想スマートフォン環境に、個人所有のスマートフォンなどから接続。ユーザーは仮想スマートフォン上のアプリケーションやデータを利用するため、端末にはデータが一切残らず、端末紛失による情報漏洩リスクをなくすことができるという。
仮想スマートフォン上のアプリケーションとしては、音声通話やブラウザ、メール等を用意。社内IP-PBXなどとの連携により、仮想スマートフォンからの内線通話も行えるという。また、企業固有の業務アプリケーションや、スマートデバイスに搭載されたGPSや加速度センサーなどの各種センサーを利用したアプリケーションも動作可能とのこと。
NEC Cloud Smartphoneは個別SIで提供され、価格は個別見積もり。参考価格は100ユーザーで360万円となっている。