ストラトスフィアは2012年10月9日、ネットワーク仮想化プラットフォーム製品の商用版第1弾となる「Stratosphere SDN Platform 1.0」(SSP 1.0)を10月31日から提供開始すると発表した。同社はSDN(Software Defined Network)ソリューションの開発を目的に、ACCESSとインターネットイニシアティブ(IIJ)が今年4月に設立した合弁会社(関連記事)。
SSP 1.0は、エッジ・オーバーレイ方式(トンネリング方式)により、既存のネットワーク環境のまま、仮想ネットワークの構築を可能とするもの。仮想スイッチはOpenFlow 1.0に対応。L2 over L3トンネリングのプロトコルとしてはVXLANとSTTをサポートする。
現状対応するハイパーバイザーはKVMとESXiで、今後Xen Server等にも対応予定。また将来、ホップ・バイ・ホップ方式にも対応していく計画だという。
すでに提供中の評価版は現在、複数のユーザーが検証中で、ある大手データセンター事業者は商用版の採用を決定しているとのこと。
SSP 1.0の構成イメージ |