NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は2024年10月10日、陸上養殖に関わる子会社の設立を決定したと発表した。同年12月2日より事業を開始する。
世界的にタンパク質需要が急増しており、食料安全保障の観点から良質なタンパク源を確保することが求められている。国内でも、環境に配慮した循環式陸上養殖への参入が広がっているが、ろ過が安定しないなどの理由で生産効率が悪く、収益性が低いことが課題となっている。
NTT Comは、2023年から紅仁と沖縄県大宜味村で陸上養殖の共同研究を行っており、紅仁が保有する先進的なろ過技術とNTT ComのICT技術を活用し、生産効率の優れた循環式陸上養殖システムの提供が可能となったという。このシステムの提供により、食料自給率向上と地域活性化・社会課題解決に貢献していくとしている。