セーフィーは2024年9月17日、既設のアナログカメラでクラウド録画サービスを利用可能にするソリューションの提供を開始した。
マンションや工場などに設置されたアナログカメラと配線ネットワークを活用し、設備面や費用面でクラウドカメラの導入が困難だった環境でも必要最小限の工期と初期費用でクラウド録画サービスの導入を可能にするという。
具体的には、既設のアナログカメラと同軸ケーブルを同社が提供するアナログエンコーダに接続し、インターネットと接続。これによりクラウド録画サービスを利用できるようになる。また、既設の同軸ケーブルを同社提供の同軸LANコンバータに接続したうえで、同社製カメラを設置するという方法も提供する。
このように既存設備を活用することで、工事費用を抑えてネットワーク環境を提供すると同時に、物件・設備ごとの環境・予算に合わせたカメラのネットワーク化が可能になるという。また、アナログエンコーダ、同軸LANコンバータは高品質かつ適正費用の機材を提供するとしている。
同社は同ソリューションの提供によりネットワークカメラの導入ハードルを下げ、管理業務の省人化、遠隔監視の簡便化を図る。将来的には多拠点設備とのDX連携による管理工数の低減、対象施設の犯罪抑止、資産価値の向上も目指す。