サトーは2024年9月11日、ワインボトルなどの液体入りガラスボトルに対応したRFIDタグを独自開発し、同年11月より顧客へ提案を開始すると発表した。
ワインは、その商品特性からワインセラーで保管されるため、1本ずつ在庫確認が行われる。加えて、商品確認には銘柄の知見が必要であり、ボトル毎にラベルを確認しながら在庫確認や棚卸をするため、判別ができるソムリエ資格者による管理が必要だ。また、一般的なRFIDタグは液体が電波を吸収してしまうため、ワインボトルなど液体が入った容器の使用に不向きだった。
そこでサトーは、RFIDタグに水分影響を受けにくいラベル素材を採用。ワインセラーなど高湿度の環境下での読み取り精度は99%以上を誇るという。また、ワインボトルのボディにラベルを貼り付けた状態での読み取り距離は1.2m以上(電波暗室内)で、ワインセラーで保存されるボトルを想定し、ボトル側面だけでなく底面やキャップ側からも読み取り可能とのこと。