NTT Comのマネージドセキュリティサービスに自動化強化と生成AIによる新機能

NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は2024年9月3日、Microsoft 365導入企業向けに提供しているマネージドセキュリティサービス「WideAngle プロフェッショナルサービス マネージドSOAR」に新機能を追加し、同日提供を開始したことを発表した。

同サービスは今年3月31日に提供を開始。「Microsoft 365 E5 Security」のログを「Microsoft Sentinel」に転送し、ログ蓄積、ログ分析、アラート自動対処の機能を提供してきた(参考記事:NTT Com、Microsoft 365導入企業向けにサイバー攻撃に自動対処するサービスを提供|BUSINESS NETWORK)。

同サービスの提供イメージ

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今回追加された機能は主に2つあり、1つはゼットスケーラー、パロアルトネットワークス、ネットスコープなどが提供するネットワークセキュリティ製品のログと連携した、サイバー攻撃への自動対処だ。これまではマイクロソフト製品のログに限られていたが、これによりネットワークセキュリティとエンドポイントセキュリティを組み合わせた相関対処が可能になるとしている。

ネットワークセキュリティを利用したサイバー攻撃への自動対処のイメージ

ネットワークセキュリティを利用したサイバー攻撃への自動対処のイメージ

ネットワークセキュリティ製品が攻撃を検知した際、侵害された端末を自動的に特定し、ネットワークから隔離したうえでウイルススキャンなどを実行し、脅威を自動的に取り除き、復旧までを自動で行う。これにより、ユーザーはセキュリティアラートの発生時でも自動対処の結果を確認するだけで済み、稼働が削減されるという。

2つめは生成AIによるアラート解説や対処方法の案内だ。製品が発するアラート通知を基に、生成AIがアラート解説や対処方法を日本語で生成しメール通知する。何が起こったのかを直感的に理解することが可能になるため、アラート調査の稼働削減につながるとしている。

生成AIによるアラート解説・対処方法案内の提供イメージ

生成AIによるアラート解説・対処方法案内の提供イメージ

ほか、PlayBookの継続的な最適化や、専任の担当者であるテクニカルアカウントマネージャー(TAM)のアサインなど、サポートも強化する。TAMは、月次報告会でセキュリティアラートの傾向や対策を案内したり、セキュリティ運用上の相談に応じるという。

料金は、初期構築費用が115万5000円から、月額利用料金が44万円から(ともに税込)。

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