富士通、IOWN構想のグローバル展開を促進するオープンAPNラボをドイツに開設

富士通は2024年8月30日、IOWN(Innovative Optical and Wireless Network)構想の基幹技術の1つであるオールフォトニクス・ネットワーク(All Photonic Network 、以下APN)のグローバル市場での普及を目指し、オープンAPNが提供する様々な機能の体験が可能なオープンAPNラボをドイツのデュッセルドルフにあるFujitsu Technology Solutions GmbH内に開設すると発表した。期間は2024年11月から2025年3月末まで。日本国外では初の施設だという。

ドイツのデュッセルドルフにあるFujitsu Technology Solutions GmbH

ドイツのデュッセルドルフにあるFujitsu Technology Solutions GmbH

オープンAPNラボが設置されるデュッセルドルフは、多くのテレコム関係企業が拠点を構える都市で、デュッセルドルフ国際空港や欧州の主要都市からのアクセスが良く、ドイツ国内のみならず、欧州における通信事業者などの来訪に適した利便性の高い立地となっている。

オープンAPNラボでは、富士通製のAPNの実機を用いて性能や機能検証を行うことで、大容量、低遅延および低消費電力といったAPNの特徴や、他社製装置との相互接続性検証を通じた運用の容易性や汎用性、有用性を確認できるほか、APNをベースとしたユースケースの紹介やデモによる将来のネットワークサービスを体感することができる。

なお、富士通は総務省の「欧州におけるオール光ネットワークの海外展開に向けた実証実験の請負」事業を請け負っており、オープンAPNラボを活用して、実証実験などを行っていく。その後は実際にフィールドでの実証実験も予定する。

また今後、同様のオープンAPNラボを北米地域にも開設するなど、さらなるグローバル展開を計画している。

関連リンク

RELATED ARTICLE関連記事

SPECIAL TOPICスペシャルトピック

スペシャルトピック一覧

NEW ARTICLES新着記事

記事一覧

FEATURE特集

WHITE PAPERホワイトペーパー

ホワイトペーパー一覧
×
無料会員登録

無料会員登録をすると、本サイトのすべての記事を閲覧いただけます。
また、最新記事やイベント・セミナーの情報など、ビジネスに役立つ情報を掲載したメールマガジンをお届けいたします。