ICT総研は2012年6月25日、スマートデバイス需要動向調査の結果を発表した。
これによると、スマートフォンとタブレット端末を合わせたスマートデバイスの出荷台数は、2012年度に3087万台になる見通し。PCの1530万台と比較すると約2倍になる。その後もスマートデバイスは堅調に増加していき、2016年度の出荷台数は4210万台になるという。一方、PCは横ばい、フィーチャーフォンは減少が続く見込みとなっている。
また、同調査ではスマートデバイスの出荷台数に占める法人向け比率についても予測を行っている。ICT総研によると、現時点ではフィーチャーフォンやPCに比べてスマートデバイスの法人導入は進んでおらず、2011年度の法人向け比率は4.9%の129万台にとどまった。
だが、キャリア各社の取り組み強化の効果もあり、2012年度は前年比1.8倍の242万台に拡大する見込み。そして、2016年度には530万台に達し、スマートデバイスの出荷台数に占める法人向け比率も12.6%になると予想している。