KDDIは2024年6月3日、Super Micro Computer、シャープ、データセクションと、アジア最大規模のAIデータセンター構築に向け協議を開始することに合意したと発表した。
4社は今後、本合意に基づき、シャープ堺工場跡地にNVIDIA最先端のAI計算基盤である「GB200 NVL72」などを搭載したAIデータセンターを構築。GB200 NVL72を1000ユニット規模有することを想定している。
調印式の様子
急増するAI処理に対応できるAIデータセンターの構築には、最先端の演算装置の調達、設備の発熱を抑える高効率な冷却システムの整備、電力・場所の確保の3点が課題となる。各パートナー企業のアセットを集結することで、これらの課題に素早く対応したAIデータセンターを構築、早期の稼働開始を目指す。
最先端の演算装置については、GB200 NVL72などのAI計算基盤を構築。Supermicroが膨らむ発熱量に対応可能なプラットフォームを提供することを協議する。また、シャープの堺工場跡地に構築することで十分な電力と場所を確保できる見込みという。データセクションは本AIデータセンターの運営支援を実施する。
KDDIはネットワークの構築・運用などで本AIデータセンター構築を強くサポートしていく予定という。