NTTコミュニケーションズは2010年6月2日、クラウド型仮想デスクトップサービス「Bizデスクトップ」を6月9日から提供開始すると発表した。
Bizデスクトップには、「Bizデスクトップ ベーシック」と「Bizデスクトップ Pro」の2つのメニューがある。
Bizデスクトップ ベーシックは、Webメール、個人ストレージ、マイクロソフトのOffice互換のオフィス統合ソフトがセットになった仮想デスクトップサービスだ。PCおよび携帯電話からインターネット経由で利用でき、外出中にメール確認やファイル閲覧を行いたいケースなどに向いているという。月額利用料金は1IDごとに1260円で、ほかに初期費用2万1000円がかかる(いずれも税込)。現時点で対応する携帯電話は、NTTドコモのメガiアプリ対応機種のうち、Doja-5.0以降のプロファイルのもの。
一方、Bizデスクトップ Proは、外出中などの利用をメインとしたベーシックとは異なり、オフィスでの利用を想定した仮想デスクトップサービス。VPNを介してNTTコムのデータセンター上に構築された仮想PCを利用する。また、オプションで外出先や自宅からインターネット経由でアクセスすることも可能。システム担当者が一括でPCを管理できること、急な人員の増減にも柔軟に対応できることなどがメリットだという。
図表 Bizデスクトップ Proのシステム概要(出典:NTTコミュニケーションズ) |
Bizデスクトップ Proの月額利用料金は1サーバーごとに6万3000円、1アカウントごとに525円。例えば30名で利用した場合は、1アカウント当たり月額2625円となる。また、オプションでマイクロソフトのOffice 2010やウィルスバスター コーポレートエディションが利用できるほか、CPUやメモリなどが追加できる。初期費用はオプションなしの場合で2万1000円。