さくらインターネットが生成AI向け「高火力 PHY」のGPU拡張計画、2024年度上期に2000基整備

さくらインターネットは2024年2月28日、生成AI向けクラウドサービス「高火力」の第1弾として同年1月31日から提供を開始したベアメタルシリーズ「高火力 PHY(ファイ)」について、拡張計画を発表した。

「高火力」は、NVIDIA H100 Tensor コア GPUを搭載した生成AI向けクラウドサービスであり、発表時点では1年コミットおよび3年コミットのプランを提供している。今後は時間単位での貸し出しなど、プランの拡充を検討中だ。

なお、利用ユーザーに関しては、本発表において代表取締役社長の田中邦裕氏が「提供開始から間もないですが、すでに多くのお客さまに興味を持っていただいています。中でも、IT企業以外の業種からの需要が大きいという印象も感じています」とコメントしている。

高火力 PHYの概要と拡張計画

高火力 PHYの概要と拡張計画

今後の拡張計画については、GPUクラウドサービスの拡大にあたり、石狩データセンターを拡張するため約48億円の投資を行うことを決定。既存の棟を増床し、敷地内にコンテナ型の小型データセンターを開設する。2025年3月期の上期中には、当初予定をしていた2000基のGPUの整備が完了する予定だ。

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