「マルチベンダ管理機能」で他社製NW機器もマネジメント
IX-R2530にはもう1つ目玉がある。新搭載の「マルチベンダー管理機能」だ。
NECは、ワイヤレスVPNルーター「WAシリーズ」やWi-Fiアクセスポイント「QXシリーズ」など、UNIVERGE製品をマネジメントするためのクラウド型統合管理サービス「NetMeister」を提供している。基本機能は無償で利用可能であり、オプションの有償ライセンス「NetMeister Prime」を購入すれば、より高度な管理機能が使える。
マルチベンダ管理機能の概要
IX-R2530ももちろんNetMeisterでの管理が可能だが、新搭載のマルチベンダー管理機能によって、IX-R2530を介することで他社製のネットワーク機器も統合管理することが可能になる。本機能の利用には、NetMeister Primeライセンスの購入が必要だ。
IX-R2530がLAN内のネットワーク機器とSNMPプロトコルで通信し、MIB(Management Information Base)情報を取得。これをNetMeisterと連携することで、NetMeisterのGUI上でCPU/メモリ使用率やポート状態、トラフィック監視等の状態把握や異常検出が行える。また、Telnet/SSHに対応した機器なら、遠隔からのコマンド実行も可能だ。
こうした特徴を持つIX-R2530は、2024年4月下旬に受注・出荷を開始。NECでは、3年間で1万台の販売を目標としている。