楽天シンフォニーとKyivstar、ウクライナにおけるOpen RAN導入で基本合意書を締結

楽天グループで通信プラットフォーム事業を展開する楽天シンフォニーと、VEONの子会社でウクライナの大手通信事業者Kyivstarは2024年2月26日、Kyivstarがウクライナで展開するネットワークに、楽天シンフォニーの持つOpen RANのテクノロジーを導入することについて基本合意書を締結したと発表した。

両社は合意書に基づき、楽天シンフォニーの持つOpen RANや5Gに関わるテクノロジーをKyivstarのネットワークへ導入し、ウクライナのデジタルインフラ再構築や、同国の再建と復興に向けた支援の取り組みを推進する。導入の開始は、2024年内を予定している。両社は今後、それぞれの取り組みの範囲について協議・検討していく。

楽天シンフォニーの取締役 副社長執行役員COO & CSOである平間 英之氏とセルギー・コルスンスキー駐日ウクライナ特命全権大使は、2024年2月19日に都内で開催された日・ウクライナ経済復興推進会議において、日本の岸田文雄首相とウクライナのデニス・シュミハリ首相に、本合意書の締結を報告した。

(左から)セルギー・コルスンスキー駐日ウクライナ特命全権大使、デニス・シュミハリ首相、岸田文雄首相、楽天シンフォニー取締役 副社長執行役員COO & CSO 平間 英之氏

(左から)セルギー・コルスンスキー駐日ウクライナ特命全権大使、デニス・シュミハリ首相、岸田文雄首相、楽天シンフォニー取締役 副社長執行役員COO & CSO 平間 英之氏 (C)Keidanren

楽天グループの代表取締役会長兼社長で楽天シンフォニーの代表取締役会長兼CEOである三木谷浩史氏は「私たちは、両社の協力を促進し、ウクライナの通信インフラの再構築を通じて、ウクライナのデジタル社会の発展に寄与していくことを楽しみにしています」とコメントしている。

今回の基本合意書の締結は、戦時下のウクライナの人々、経済、そして戦後の復興に向けて支援する楽天グループとVEONの取り組みの一環。2023年8月に楽天シンフォニーとVEONは、ウクライナの通信インフラ再構築を加速することを目的として、Open RANとデジタルサービス分野における協業に関する基本合意書を締結している。

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