千葉県がメタバースで移住相談会、NTT東が仮想空間制作を支援

NTT東日本 千葉事業部は2024年1月18日、千葉県ら主催によるメタバースを活用した移住相談会を同月28日に実施すると発表した。千葉県初の試みであり、千葉県、香取市、神崎町、多古町、東庄町が主催する。

千葉県とNTT東日本 千葉事業部は2023年7月30日に連携協定を締結し、ICTを活用した県の知名度向上や魅力発信、郷土愛の醸成を通した地域づくりのための共同実証実験を進めている。今回の取り組みはその第一弾として実施されるもので、NTT東日本がWeb版仮想プラットフォーム「DOOR」を使って支援する。

伊能忠敬 旧宅の再現(上)と、移住セミナー&個別相談会用のイベントスペース(下)

メタバース空間には千葉県の偉人である伊能忠敬の旧宅を制作。香取市の協力のもと、旧宅内の土蔵においてセミナーと個別相談を実施する。オンライン移住相談会では、VRゴーグルがなくても、PC/スマートフォンのブラウザから、アバターを使って市町村の担当者や実際の移住経験者などとコミュニケーションをとることができるという。

また、メタバース空間では、通常入ることができない旧宅の書院や炊事場の中にも入ることができるほか、周辺地域で使われていた古民具の展示や、香取地域の写真展も同時に行う予定。当日会場に行く時間が無い人でも、地元の雰囲気を味わいながら手軽に移住相談をすることができるとしている。

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