JTOWERは2023年11月6日、次世代情報通信基盤の実現・普及をめざす団体「IOWN Global Forum」に参加すると発表した。
5G、6Gへと通信技術が進展していくなか、社会の情報化はさらに加速し、コミュニケーションインフラが扱う情報量は今後も飛躍的に増加していくことが予想されている。そのため情報通信システムには、さらなる伝送能力の拡大や処理能力の高速化が求められ、それに伴うエネルギー消費の増大も懸念されている。モバイル通信においても、より多くの基地局をより効率的に構築し、運用していくことが求められる。
IOWN構想は、こうした課題に対し、光通信技術を軸とした「オールフォトニクス・ネットワーク」による次世代情報通信基盤により、大容量かつ高速、低遅延という高いネットワーク品質とともに、消費電力の大幅な削減を実現する、新たな通信基盤の実現を目指している。
IOWN Global Forumは、様々な専門領域を持つ幅広い業界から参加パートナーを募り、IOWN 構想の実現・普及を促進していくこととしている。
JTOWERでは、IOWN Global Forumへの参加を機に、特にインフラシェアリングの領域で、基地局装置等の共用化に関する仕様策定や標準化に向けた提言等を通じて、IOWN構想の実現に貢献していきたいという。