ICT総研は2011年9月8日、公衆無線LANサービス市場に関する調査結果を発表した。
これによると、2011年3月末時点での公衆無線LANサービスの契約総数は244万件で、シェア1位は68万件(シェア27.9%)のソフトバンクモバイルだった。以下、NTTドコモが29万件(11.9%)、ワイヤレスゲートが27万件(11.1%)と続いている。ソフトバンクはiPhone/iPadユーザーなどに公衆無線LAN加入オプションを2年間無料で提供している。また、NTT東西は利用者満足度は1位だったものの、契約者数は5万件(2.0%)にとどまった。ただ、セブン-イレブンでのサービス開始などが予定されており、これから「利用者の大幅増加が見込まれる」という。
図表1 公衆無線LANサービスの事業者別契約者数(2011年3月末時点) |
今後の契約者数については、2011年度末に前年比58%増の386万件に拡大する見通しだ。さらに2014年度には809万件に達すると予測している。また、現在のところ無料サービスが過半となっているが、サービスエリアの拡充とともに有料化されていくことが予想されるため、2012年度には有料サービスが無料サービスの件数を上回るという。
図表2 公衆無線LANサービス契約者数需要予測(Wi-Fiサービス) |