AI開発を行うジークラウドと、AIセキュリティIoTを手掛けるジャスティは2023年8月9日、カメラで撮影した映像をYouTubeでライブ配信する機能を備えたAI防犯カメラ「JUSTY Live(ジャスティライブ)AIスマートカメラ」を発表した。専用アプリから初心者でも手軽にライフ配信が始められるという。
「JUSTY Live」利用イメージ
氾濫の恐れがある河川、混雑が予想される観光地や繁華街のライブ配信のほか、倉庫の資材管理・安全管理などの用途が想定されている。建設資材倉庫での活用事例では、URLのみで簡単に映像の共有ができることから、社内スタッフだけではなく取引業者ともスピーディーな情報共有が実現しているという。
建設資材倉庫の撮影事例
また、徳島県・内海海岸のライブ配信では、マリンスポーツユーザーが求める波情報の提供という主目的に加え、災害時の近隣住民への情報発信に利用するため、今後自治体との連携を目指すという。
YouTubeでのライブ配信が可能な「YouTube Liveプラン」は、カメラ本体と12カ月のライブ配信プラン、SDカードへの7日間分の映像保存をセットし年間9900円(年一括払い、月額換算825円)で提供する。2年目以降は月額990円、年一括払い1万1880円となる(価格はいずれも税込)。
カメラにはAIによる人感センサーとモーションセンサーからいずれかを選択し搭載できる。前者では人の検出、後者では動きの検出がアプリを通じて通知される。画質はフルHD(1080p)で、夜間はナイトモードに切り替えることができる。設置に特別な工事は不要で、IP65の防水・防塵性を持ち屋外にも設置可能。海岸等の暴風雨や潮風にも耐久性があるとしている。ネットワークにはWi-Fi(2.4/5GHz)で接続する。製品重量は105グラム、本体サイズは縦55.0cm×横47cm×高さ62 cm。