ヒューレット・パッカード、ジュニパーネットワークス、マイクロソフト、ロジテック/ライフサイズ、ポリコムの5社は2010年5月21日(日本時間)、「ユニファイドコミュニケーション相互運用性フォーラム(UCIF)」を結成した。
UCIFは、ユニファイドコミュニケーション(UC)のベンダー間の相互運用性を標準ベースで確保することを目的とした連合組織。現時点では分断化されている顧客企業の通信システム等の相互運用性を確保し、UCエコシステムの統合を目指す。創設メンバー企業のほかにも、アクメ・パケット、アスペクト、オーディオコーズ、ブロードコム、ブロードソフト、ブロケード、クリアーワン、ジャブラ、プラントロニクス、ラドビジョン、シーメンス・エンタープライズ・コミュニケーションズ、テリリスなど、多数のメンバー企業がこの取り組みに参加しているという。
UCIFはUC製品の相互運用性について検証可能なテストと認定プロセスの開発などを通し、UC導入の拡大を目指す。相互運用性に関する当初の取り組みとして、多様化が進んでいる映像とテレプレゼンスの管理に重点を置く。顧客からのフィードバックを得ながら、シグナリング・プレーン、映像コーデックとプロトコル、エンドポイント設定、ファイアウォール横断技術に重点的に取り組み、組織やプラットフォームを超えた映像利用と通信を促進するとしている。