NTTドコモとNTTコミュニケーションズ(以下、NTT Com)は2023年7月28日、沖縄県の産業創出と地域の課題解決を支援することを目的に、「ビジネスとウェルビーイングを両立する新たな共創」をテーマにした新たなビジネス拠点「docomo howlive Urasoe(ドコモ ハウリヴ ウラソエ)を同年9月上旬に開設すると発表した。
docomo howlive Urasoeのイメージ
また、合わせて、低遅延かつ高セキュリティな通信環境を提供するクラウドサービス「docomo MEC」の沖縄拠点における提供を7月28日に開始した。発表によれば、沖縄でのMEC商用サービスはキャリア初。これにより、docomo MECの拠点は全国10か所に拡大する。
docomo MECの沖縄拠点のサービスが開始されることで、沖縄から東京や大阪のMEC拠点を使用するケースと比較して、通信遅延は3分の1に低減されるという。例えば、通院が困難な離島エリアの患者に対し、高精彩かつリアルタイムの動画による遠隔医療システムを導入するなど、「先進技術を活用した社会課題解決型のまちづくり」の実現をめざすとしている。
ドコモが提供する「docomo howlive Urasoe」では、シェアオフィスとコワーキングスペースを兼ねたコミュニケーション・ワークスペースの提供や、NTT Comが運営する「沖縄docomo MEC産業活用支援プログラム」の受付を行うことで、全国の企業との共創を支援する。