理経とインフォステラ、北海道大樹町に低軌道衛星用地上局2基を設置

理経は2023年6月7日、インフォステラと協業し、北海道大樹町で低軌道衛星用地上局(パラボラアンテナ)2基の施工を行ったと発表した。

大樹町は1980年代に「航空宇宙産業基地」の候補地とされて以来、官民一体となって「宇宙のまちづくり」を進めていることで知られる。大樹町多目的航空公園では、JAXAを筆頭に民間企業や大学等により様々な実験が行われている。

今回の地上局設置は、インフォステラが海外の衛星通信事業者2社から依頼を受け、設置・運営支援を行うもの。理経は衛星通信事業に40年を超える経験と知識を有することが評価され、施工を担当することとなったという。

大樹町でのパラボラアンテナ施工状況

大樹町でのパラボラアンテナ施工状況

インフォステラは、国内外の企業の日本での地上局設置・運用依頼に対し支援を行うほか、周回衛星向け地上アンテナシェアリングサービス「StellarStation」を提供する企業(参考記事:衛星向けアンテナシェアリングのインフォステラ、カナダの地上局を利用した実証実験に成功|BUSINESS NETWORK)。

理経によると、低軌道衛星は主に防災や自然現象監視を目的とした地球観測の用途で使用されており、アジア太平洋地域をカバーする日本に衛星通信事業者の関心が高まっているという。大樹町は衛星の追跡アンテナを設置するのに最適な立地であり、特に低軌道衛星にとって魅力的な場所ということだ。

理経は今後もインフォステラと協業し、大樹町エリアをはじめとする各地への地上局開設依頼に貢献していきたいとしている。

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