KDDIは2023年5月31日、法人顧客を対象に、通信サービスを提供するまでのCO2排出量を実測値(一次データ)で開示する「グリーンモバイル」を国内の通信事業者としては初めて提供開始すると発表した。2023年4月の利用分より適用される。
「グリーンモバイル」のイメージ
グリーンモバイルは、法人顧客が利用するスマートフォンの料金プランすべてが対象となる。
これまで正確な値の算出が困難であった法人顧客のスマートフォン利用に関するCO2排出量を可視化し、顧客のサプライチェーン全体におけるCO2排出量であるScope3(企業のサプライチェーン排出量のうち、Scope1とScope2以外の間接排出量を示す指標)の削減目標の設定や削減状況の把握、情報開示に役立つ。
また、KDDIが法人顧客へ通信サービスを提供するまでに消費する電力が再生可能エネルギー電気となる。これにより、法人顧客のスマートフォン利用に関するCO2排出量削減にも貢献するとしている。