第一生命がZoom導入、1万6000名がMicrosoft Teamsと使い分け

Zoom Video Communicationsの日本法人であるZVC JAPANは2023年4月5日、第一生命保険がZoom Meetingsを導入したことを発表し、同社Webサイトでその活用方法について公開した。

第一生命はMicrosoft 365で利用できるTeamsを全社的に展開してコミュニケーション環境を整備してきたが、事業継続の観点から、万一の障害時にも対応できるよう複数のコミュニケーション基盤の整備が急務となっていた。

そこで、現場からのZoom利用の要望に加えて、Zoomが実施したセキュリティ対策の実装により第一生命のクラウド利用基準に合致するとの判断から、Zoom MeetingsをはじめとするZoomソリューションの採用に至ったという。

Zoomソリューションの導入により、顧客接点における機会損失の解消に加えて、Teamsが使えない場合のコミュニケーションロスの回避が可能になった。社内からは音声・映像の安定性を、運用チームからは、ユーザーフレンドリーなインターフェイスにより問い合わせが少ないことも高く評価されているという。さらに、リアクション機能やアバター機能などがコミュニケーションの活性化にも貢献。現在、アクティブホストライセンスによって1万6000名ほどの社員が活用している。

第一生命は今後、Web会議ツールとしてだけでなく、コミュニケーション・コラボレーション環境への拡張に向けたZoomの活用を検討。精度が向上している字幕や翻訳機能にも期待を寄せているという。

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