AIで物流業「2024年問題」解決へ、OKIが配送最適化サービス開始

沖電気工業(OKI)は2023年3月27日に、配送計画最適化サービス「LocoMoses(ロコモーゼ)」を販売開始した。AIの力を借り、物流・運送業界を取り巻く「2024年問題」の解決に挑む。

OKIは、ロジスティクス・運輸事業を手掛けるロンコ・ジャパン社と共同で、高効率な店舗配送を実現する配送計画最適化サービス「LocoMoses(ロコモーゼ)」を2023年3月27日に販売開始した。

物流業界ではドライバー不足が年々深刻化している。また近年の国内物流において、トラック1台あたりの荷物積載率は約40%と、配送効率の悪化も著しい。さらに、2024年4月施行予定の「働き方改革関連法」に伴い、ドライバーの時間外労働時間は1年当たり960時間に制限される。ドライバーの労働環境改善につながる一手ではあるが、これにより長距離運輸が難しくなることに物流関係者は頭を抱えている。

今回販売を開始するLocoMosesは、これらの問題に対応するものだ。「我々OKIは現場の課題解決が得意だ。スピード感を持ってAIを活用し、ソリューションを提供していく」とOKI 執行役員 イノベーション責任者兼技術責任者の藤原雄彦氏は語った。

(左から)OKI 執行役員 社会インフラソリューション事業部長 井上肇氏、同 執行役員 イノベーション責任者兼技術責任者 藤原雄彦氏、ロンゴ・ジャパン社 代表取締役社長 福西靖之氏

(左から)OKI 執行役員 社会インフラソリューション事業部長 井上肇氏、同 執行役員 イノベーション責任者兼技術責任者 藤原雄彦氏、ロンコ・ジャパン社 代表取締役社長 福西靖之氏

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