アリババクラウドがゲーム開発者向けブロックチェーン・ラボを日本に開設

アリババクラウドは2023年3月22日、日本のゲーム開発者がWeb3.0時代にさらなるビジネス機会を探求できるよう支援することを目的として、東京・渋谷にブロックチェーン・ラボを立ち上げると発表した。

東急不動産の協力のもと、毎年京都で日本最大級のインディーゲームイベント「BitSummit」を主催するゲーム・VRコンテンツ開発会社のSkeleton Crew Studioと提携して2023年4月に開設する。当面はアリババクラウドと協業プロジェクトに取り組んでいる一部顧客とハッカソン参加者を対象に開放。アリババクラウドやブロックチェーンに特化したパートナー企業のエンジニアが現地で技術サポートを行い、開発者は定期的なセミナー、ワークショップ、ネットワーキング・イベントを通じて最新のWeb3技術のトレンドや知識を学ぶことができる。

また、開発者はアリババクラウドのWeb3パートナーエコシステムへのアクセスも可能になる。これには、機関投資家向けのデジタル資産保管ソリューションのSafeheron、Web3ゲームプロジェクトの高速化、拡張性、パフォーマンスの向上を可能にするブロックチェーン・インフラストラクチャー・プロバイダー大手であるNodeReal、Web3ゲームエコシステムのためのスケーリングソリューションプロバイダーのCOCOS-BCXが含まれ、開発者は、これらの各プロジェクトのテスト環境で実験の機会を得ることができる。

アリババクラウドは、Web3のグローバルハッカソンイベント「HAPathon 2023」やブロックチェーンゲームハッカソン「#asobiHack_Tokyo」も定期的に開催する予定だ。

これに加えて、2023年後半には、日本でブロックチェーン・ノード・サービスを開始することも発表した。

現在は招待されたユーザーを対象とした試行中のサービスであり、この新しいPaaSプラットフォームにより、開発者は新製品の開発、展開時間を節約することができるとしている。ノードを監視し、障害が発生した場合は自動的に切り替える機能を備えており、開発者は物理的な監視や問題解決が不要になる。製品開発に集中できるようになるため、製品の市場投入期間を短縮することができる。

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