狙いは集客効果! 最大1000店舗に展開中
イスクラ産業が3G通信機能付きデジタルフォトフレームの試験導入を始めたのは2010年10月のこと。直営店のイスクラ薬局4店舗と、関連会社が経営する準直営店2店舗に、それぞれ2台ずつデジタルフォトフレームを設置した。法人フォト管理サービスも利用している。
狙いの第一は集客だ。一般のドラッグストアと比べて敷居が高いことは、中成薬専門薬局の長年の悩みである。そこでイスクラ薬局日本橋店では、通りに面した窓際にデジタルフォトフレームに設置。気軽に店内に入ってもらえるよう、イラストを交えた中成薬の解説を表示している。
また、もう1台のデジタルフォトフレームは、店内の待合スペースに設定している。お客さんへの情報提供のほか、店員とお客さんとの会話のきっかけ作りも目的の1つだという。
店内に設置した3G通信機能付きデジタルフォトフレームは、相談待ちのお客への情報提供だけでなく、店員との会話のきっかけ作りにもなっている |
デジタルフォトフレームの設置場所は店舗によってさまざまだが、基本的には日本橋店と同様、1台を店の外から見える場所に、もう1台を店内の目につきやすい場所に配置しているそうだ。
試験導入では、実際に集客効果があったほか、法人フォト管理サービスを利用することで店舗にも負担がかからないことを確認できたという。そこでイスクラ産業は本格導入を決定。現在、最大1000店舗を目指し、デジタルフォトフレームの導入を進めている。