ウィルコムは2011年3月7日、M2M通信用に最適化された「超低消費電力PHSチップセット」を、エイビットと協力して開発すると発表した。商品化は2012年4月の予定。
超低消費電力PHSチップセットは、現行チップセットの約4分の1の消費電力を目指し、電池(2400mA/3V)3本で10年以上の待受が可能になるという。PHSベースバンドICの待受時と無線動作時の双方の消費電流を削減するほか、ネットワーク側を最適化することで実現するとのこと。
また、インターフェースには標準的なUARTとGPIOを搭載し、温度・湿度管理、水位計測、位置情報、盗難警報・防犯、センサー・モニタリングなどでの利用が可能。さらに、NPO法人 テレメータリング推進協議会が策定した標準インターフェース「Uバス」にも対応し、都市ガス、LPガス、水道におけるバッテリー駆動型の超低消費電力型テレメタリング通信システムでも利用できるという。
PHSを活用したM2M(Machine to Machine)イメージ |