多種ロボット・IoT端末を連携制御、OKIがプラットフォーム技術「REMOWAY」を開発

OKIは2022年9月27日、メーカーの異なる複数のロボット、IoT端末等のエッジデバイスを連携し、遠隔からリアルタイムかつ直感的に現場対応を行うリモートDXプラットフォーム技術「REMOWAY(リモウェイ)」を開発したと発表した。

OKI蕨システムセンター内の実証実験の様子

OKI蕨システムセンター内の実証実験の様子

REMOWAYは、人やロボット、センサー、IoT端末、インフラ装置等の多種多様なエッジデバイスが混在する環境下で、柔軟に連携制御ができるプラットフォーム技術。エッジデバイスが接続しやすいHTTP/MQTTのインターフェースを備えており、現場のエッジデバイスと運用センターを最適かつ柔軟に連携することができるという。

エッジデバイスから取得したデータをリアルタイムでモニタリング可能で、また、利用者の視認性に合わせて、収集した情報からアクションプランやエスカレーションを一元化して表示できる。

リモートDXプラットフォーム「REMOWAY」 構成図

リモートDXプラットフォーム「REMOWAY」 構成図

従来は困難であったメーカーが異なる複数ロボットの遠隔運用、既設の各種センサー・端末・インフラ等の遠隔モニタリングにも対応する。メーカーが異なるロボットは、エッジデバイスのサービス提供状態を監視・制御するためのOKIのエッジモジュール「ROMBOX」を使用することで、運用が可能。プロトコル変換や通信の冗長化など、ロボット運用に必要な共通機能も提供することが可能だ。

また、REMOWAYの開発にはオープンソースソフトウェアを活用しており、これにより、多種多様なエッジデバイス、ベンダーが提供するプラットフォームとの連携が可能になり、既存環境のAPIも活用できるとしている。

エレベーターにおけるロボット制御実証実験の様子

エレベーターにおけるロボット制御実証実験の様子

OKIは、同社の技術開発拠点であるOKI蕨システムセンターにおいて、REMOWAYによる実証実験を共創パートナーと推進。現在は、Robotemi社が開発したスマート・ロボット「temi」を使用した警備巡回・接客案内(冒頭の写真)や、三菱電機ビルソリューションズのスマートシティ・ビルIoTプラットフォーム「Ville-feuille」をエレベーターに導入し、ロボットと連携させて複数フロアの自動巡回を行うなどの実証実験を行っている。

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