KCCS、沖縄の路線バスにWiMAXを提供

京セラコミュニケーションシステム(KCCS)は2011年2月3日、NPOの地域間高速ネットワーク機構(IXO)が推進する「ICT利活用による沖縄県民の健康づくり普及促進事業」(以下、ヌチガフーアイランド事業)に、「Pilina WiMAXクローズドネットワーク」を提供すると発表した。

ヌチガフーアイランド事業とは、身近なウォーキングを通して、市民の生活習慣改善や健康増進を目指す社会的サービス。路線バス、企業、健康に関する専門家がICTを利活用して連携することで、市民の健康づくりを支援するもので、同サービスに参加する会員は、専用の歩数計で計測したデータをバス社内などに設置されたバイタルリーダー(FeliCaポート)経由で送信する。

KCCSが提供するWiMAXネットワークは、路線バス内に設置するバイタルリーダーおよびデジタルサイネージ用の通信手段として利用される。同ネットワークはインターネットから完全に隔離された閉域網となっているのが特徴で、ヌチガフーアイランド事業ではきわめて個人的なデータが取り扱われることから、この点が高く評価されて採用に至ったという。

Pilina WiMAXクローズドネットワーク活用イメージ図
Pilina WiMAXクローズドネットワーク活用イメージ図

路線バス内に設置されたデジタルサイネージ 歩数計とFeliCaポート

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