NTT東とニチイ学館が遠隔医療事務サービス、診療報酬業務を代行

医療事務アウトソーシング業界最大手のニチイ学館は2022年4月25日、NTT東日本のICTノウハウを活用した遠隔医療事務サービス「Nichii Connect」を5月1日から開始すると発表した。

従来医療機関内で行われていた医療事務の専門業務を集約センターから遠隔で実施するもの。特に人口減少地域の医療機関や開業直後のクリニックなど、専門人材の確保が難しいとされる医療機関の事務運営を支え、地域医療の持続に貢献するとしている。

本サービスの概要図
本サービスの概要図

ニチイ学館がサービス提供主体として、医療事務業務のうち診療報酬の計算や点検・修正など、診療報酬に関する専門知識と経験を要する業務を「集約センター」から行う。NTT東日本はこれまでもオンライン資格確認やレセプト請求など、医療情報を扱う社会インフラの構築・運用を担っており、本サービスにおけるネットワークやセキュリティ対策を提供する。

医療機関における遠隔化のニーズが高く、今後は電子カルテ・医事コンピュータのベンダーとの協業により、集約センターから実施できる業務の拡大を図っていくという。

ニチイ学館とNTT東日本は、医療機関等向けサービスの展開に関する協業契約を締結。医療機関の業務効率化や働き方改革を支援するICT関連商品の共同開発・共同提案を通じて、医療機関運営に関する課題解決に共同で取り組み、地域医療を支えるサービスの構築・提供をめざすとしている。

 

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