NECとNECアクセステクニカは、最大約8時間の連続通信が可能なモバイルWiMAXルーター「Aterm(エーターム)WM3500R」を2010年11月下旬から発売する。薄さ14.8mm、重さ約120gと持ち歩きに適しており、同社によれば、連続通信時間は国内市場におけるWiMAXや3G回線対応のモバイルルーターの中で最長という。
モバイルWiMAXルーター「Aterm WM3500R」 |
内臓のリチウムポリマ電池は約3.5時間の急速充電が可能で、満充電時の連続通信時間は最大で約8時間。エネループモバイルブースターを予備の外部電源として利用することもできる。満充電による電池への負荷を抑え、内蔵電池の寿命を延長するロングライフ充電機能を搭載したことで、電池を約1.5倍以上長持ちさせることが可能になった。
また、省電力機能も充実している。無線LAN通信を行っていない場合には自動的に電源をOFFする機能や、パソコンとUSBケーブルで接続をして通信している場合には無線LAN機能を停止する機能、通信中にPOWERランプ以外のLEDを消灯する機能などを搭載する。
通信規格は、モバイルWiMAXとIEEE802.11nの無線LANに対応。USBケーブルでの充電もサポートしている。専用のクレードル(別売)からの充電も可能だ。なお、クレードルはLANポート(100BASE-TX)を1ポート備えるため、デスクトップPCや地デジ対応テレビなどを有線接続して、据え置きのホームWiMAXルータとして利用することもできる。
カラーバリエーションとしては、「マーズレッド」「シルキーホワイト」「プラチナブラック」の3色。価格はオープンとなっている。