KDDI、世界190以上の国や地域でゼロトラスト型リモート環境を実現する「Cato Cloud」の提供開始

KDDIは2021年4月13日、ゼロトラスト型のセキュアなリモートワーク環境をグローバルで実現する「Cato (ケイト) Cloud」の提供を開始した。

「Cato Cloud」構成イメージ

同サービスは、ネットワークとセキュリティの機能をクラウド上に集約しており、世界190以上の国や地域でセキュアなリモートワーク環境を実現する。また、国内に加えて、KDDIヨーロッパ、KDDIシンガポールでも同時に取り扱うので、グローバルで展開する法人企業に対し検討から導入、運用・保守まで国内外でワンストップでサポートすることができる。

国内ではテレワークの広がりに伴う働き方の変化に対応するためリモートアクセス環境の整備が進んできたが、その一方、海外では現地法人や拠点ごとの管理となっていたり、エンジニアが不足しているといった課題も多く、国内外でセキュリティポリシーや利便性などに差分が生じている。

さらに、国内外に多くの拠点・人員を有する企業においては、世界中のリモートワーク環境からクラウド上の様々なSaaS型アプリケーションにアクセスしなければならず、ユーザーの利便性を妨げることのないネットワーク整備とセキュリティ対策も必要となる。

Cato Cloudは、クラウド上にネットワークとセキュリティ機能が集約されているため、世界中で統一したセキュリティポリシーでの運用が可能となり、高い安全性を確保することができる。

主なセキュリティ機能

また、SaaS型アプリケーションなどのクラウドサービスのトラフィックを最適にルーティングすることで、ファイルのアップロードやダウンロードなど帯域幅を必要とする操作のパフォーマンスが向上する。KDDI提供の「グローバルIP-VPN」と本サービスを組み合わせて利用すれば、構築済みのグローバルネットワークにリモートアクセス環境を簡単に追加することも可能だ。

今後、オプションサービスとして、サービスデスク対応やセキュリティインシデント発生時のサポートなども提供を予定している。

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