松阪ケーブルテレビがバックホール容量を40倍に拡大、シエナ製品を採用

光伝送システムなどを開発・提供するシエナは2021年2月23日、ケーブルテレビ事業者の松阪ケーブルテレビ・ステーションがFTTHサービスにCiena 6500 Coherent Optical Platformを採用したことを発表した。これにより松阪ケーブルテレビはバックホール容量を10Gから400Gに拡大し、新しいユーザー需要に対応できるようになるとしている。パートナーであるユニアデックス株式会社が設計、構築、導入のサービスとサポートを提供する。

発表によれば、松阪ケーブルテレビ 技術部次長に塩田敏之氏は「当社のビジョンは、安定した高品質の放送・通信サービスをご提供することでお客様・地域社会への貢献を目指しております。CienaのWaveLogicコヒーレント光ソリューションにより、当社は成長し続けるお客様からの帯域要求に備え、今後の多様なサービスを円滑に提供しIP放送化に対応することが出来ます」と語っている。

Ciena 6500 Coherent Optical Platformは、最大400Gの伝送容量を持つWaveLogic Aiを搭載しており、これにより、ネットワークのすべてのパスの最適な容量を決定し、さまざまな容量レベルに調整することでこれまでにないレベルのサービスを提供できるという。また、WaveLogic Aiでは、MCTVのエンドユーザーの需要が拡大したときにも、ネットワークにハードウェア的な変更を加えることなくスケールアップを実現できる。

今回の導入について日本シエナコミュニケーションズ 代表取締役社長の高橋一泰は「松阪ケーブルテレビ様は、Cienaの光技術をご活用頂くことで、ネットワークの大幅な帯域増強と柔軟なコントロールを実現し、ダイナミックに変化するサービス需要への適用性を高められました。松阪ケーブルテレビ様によるCiena選定は、日本国内のケーブルテレビ事業者様の「デジタルファースト」環境への対応強化の先駆けと考えております」と述べている。

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