NECがローカル5Gを開始「2023年までに100社以上に導入」

NECがローカル5Gの提供を開始した。多くの事業者がローカル5G参入を予定しているなか、NECは自社工場に導入しつつ、まず製造業を中心にユーザーと共創してユースケースを作り上げていくとした。豊富なエンジニアリングリソースを武器にシェア10%以上を目指すという。

「ローカル5Gでは、エンドツーエンドでお客様のニーズに合わせたきめ細かいネットワークやソリューションを提供することが非常に重要だ。NECは全国どこでも最適なネットワークやソリューションを提供してサポートできる」。NEC ネットワークサービスビジネスユニット シニアエグゼクティブの渡辺望氏はこのように自社の強みを強調した。

NEC ネットワークサービスビジネスユニット シニアエグゼクティブの渡辺望氏

NEC20191217日、スタンドアローン(SA)型の5Gコアネットワークを開発し、ローカル5Gを導入する企業向けに提供を開始した。さらに同日、NEC自身がローカル5G事業に参入し、企業や自治体向けに提案活動を開始すると発表。都内でメディア向けに説明会を開催した。

参考展示されていたローカル5G向けの基地局(RU:Radio Unit)

「超高速大容量」「超低遅延」「多数同時接続」といった特徴を持つ5Gを自営できるローカル5G。そのメリットとして渡辺氏は、「閉域ネットワーク化によるセキュリティ性、外部トラフィックがないことによる安定性、柔軟なリソース配分」を挙げる。こうしたメリットにより、あらゆる領域で効率化や人手不足の解消が期待できるという。

ローカル5Gの産業別ユースケース例

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