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アルバが小規模向け新Wi-Fiブランドを発表  “高セキュリティを1万円台からの低価格で”

文◎坪田弘樹(編集部) 2019.10.28

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小売店舗やホテル、小規模オフィスなど様々なビジネス現場に無線LAN(Wi-Fi)の導入が広がるなか、HPE Aruba(以下アルバ)がスモールビジネス向けの新ブランド「Aruba Instant On」を立ち上げた。1万円台からと低価格で、設定・管理をシンプル化することで中小企業でも容易に扱えるWi-Fiアクセスポイントを日本市場に投入する。


これまで比較的規模の大きな企業をターゲットにWi-Fiソリューションを展開してきたアルバが、“スモールビジネス市場”への参入を発表した。小規模オフィスや小売店舗、クリニックやブティックホテルなど、1台から数台程度のWi-Fiアクセスポイント(AP)でカバーできるビジネス現場のニーズに最適化した新製品を同年10月から市場投入。「Aruba Instant On」の新ブランド名で計5機種のWi-Fi APを展開する。


小規模オフィスや飲食店、小売店舗などをターゲットに展開する


2019年10月25日に開催した記者発表会で、米アルバのバイス・プレジデント スモール&ミディアムビジネス事業統括のアモル・ミトラ氏は、「インストールやマネジメントが非常に簡単に行える。『Instant On』は、即座にオンできるという意味だ」と新製品の特徴を述べた。

スモールビジネス市場が抱えるニーズとして同氏が指摘したのは、IT/ネットワークに関する知識を持つ「人材が十分にいない」ことだ。そこで、モバイルアプリからAPにアクセスしてGUI画面上で簡単に設定や管理が行えるシンプルな設計とした。

導入時の初期セットアップはもちろん、VLANの設定やSSIDとの紐付け、暗号規格の設定等も、GUI操作でシンプルに実行できる。また、接続している端末の数・種類や、利用しているアプリケーション、トラフィックの種別もグラフ表示で簡単に確認することが可能だ。



Instant Onの設定・管理用アプリの画面


こうした設定・管理画面の作り込みは、日本人スタッフが担ったという。日本ヒューレット・パッカードの執行役員でAruba事業統括本部長を務める田中泰光氏は、「海外と日本のニーズは違う」と強調。日本人にとって違和感のないGUIとすることで、Wi-Fiの設定・管理がシンプルに行えるInstant Onの強みを損なうことなく国内へ展開できるよう配慮した。

例えばAPを追加する場合も、アプリ画面上に図解と日本語の説明が表示されるため、それに従って設定を進めれば説明書を確認する必要なく作業を進められる。「私自身も説明書を読むのは嫌いだが、画面に表示される情報通りに進めるだけでいい」と田中氏。IT人材不足に悩む中小オフィスや店舗等に最適な製品であることをアピールした。



米アルバ バイス・プレジデント スモール&ミディアムビジネス事業統括のアモル・ミトラ氏(左)と、
日本ヒューレット・パッカード 執行役員 Aruba事業統括本部長の田中泰光氏

11ac対応 2×2 MIMOが1万9000円で「追加費用なし」
Aruba Instant Onにはこのほか、大きく3つの特徴がある。

1つは、エンタープライズ向けの高度なセキュリティ機能が備わっている点だ。

最新のWi-Fiセキュリティプロトコル「WPA3」に対応。VLAN機能を用いて、従業員向けとは論理的に分割された「ゲスト用Wi-Fi」を設定することもできる。小売店舗や飲食店等でキャッシュレス決済が普及しているが、そうした決済用に高セキュリティなWi-Fiネットワークを用意することも可能だ。

2つめは、価格だ。競合ベンダーを意識して低廉な価格を設定した。


今回発売する5機種。右端のAP17は屋外用、右から2つめの「AP11D」は卓上用だ


10月に発売するのは、屋内用4機種と屋外用1機種の計5台(上写真)で、すべてIEEE802.11ac Wave2(Wi-Fi 5)に対応している(各機種の機能比較と価格は次ページの表を参照)。

最も安価な「AP 11」の希望小売価格は1万9000円。2×2 MIMOに対応し、最大通信速度は867Mbps(5GHz)/300Mbps(2.4GHz)だ。

4×4 MIMO対応で、最大通信速度が1.7Gbps(5GHz)/300Mbps(2.4GHz)の最上位機種「AP 15」でも、価格は3万6000円。なお、全機種とも1年間の保証付きで、購入後90日間の電話サポート、保証期間中のチャットサポートが受けられる。

競合他社の製品では、管理機能などを継続使用する場合に1年ごとのサブスクリプションライセンスが必要なケースも多いが、「そうした隠れたフィーは一切ない。本体価格以外に追加費用が一切かからないのも差別化ポイントだ」とミトラ氏は話した。

 

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