デジオンは2019年7月31日、デバイス間通信のなりすましを防止するというIoT認証技術「DiXiM Secure Link」を発表した。
デバイス間のペアリングに証明書を用いた認証システムを導入し、さらにその証明書を用いて通信の暗号化を行う。これにより、通信の傍受や改ざん、不正アクセスやなりすましといった被害を防止できるという。暗号化の規格は、アメリカ国家安全保障局(NSA)のSuite Bに準拠している。
デバイス証明書による認証は、一般的に管理者があらかじめ証明書を配布したり認証設定を行うことを想定しているが、DiXiM Secure Linkではデバイス間で証明書を発行・認証する。このため、ホームユースやエンドユーザー向けデバイス間の認証にも適しているという。また、通信規格には依存せず、BLEやZigBee、Z-Waveなど、様々な通信環境に対応できるとのこと。
DiXiM Secure Linkの機能イメージ