京セラではLTE Cat.M1に対応したIoT通信機器「LTE-Mボタン」「IoTユニット」「GPSマルチユニット」を展示している。

LTE-Mボタンはボタンが1つだけ付いたシンプルな機器だ。シングルクリック、ダブルクリック、長押しの3種類の操作ができる。例えば、子供の塾が終わる連絡を受けたり、消耗品をリピート注文したりすることができる。デモでは、クリックの種類に応じてチャットアプリのLINEに異なるメッセージを送信していた。

LTE-Mボタンのデモではクリックの種類に応じて異なるメッセージを送信していた

同製品は、ソラコムで「AWS IoT 1-Click」サービスに対応したボタンデバイス「SORACOM LTE-M Button powered by AWS」として利用されている。

また、コネクタを備えた機種も用意しており、接続した工場の機械などから電圧が送られることでボタン押下と同じ動作ができる。

IoTユニットは多彩な計測機能が魅力だ。GPSに加えて温度、湿度、気圧、照度、加速度、角速度、地磁気の7種類のセンサーが搭載されており、様々な計測が可能。アンテナやバッテリーも内蔵しており、設置してすぐに運用できる。

IoTユニット

GPSマルチユニットは人・物の位置追跡や状態監視に特化しており、GPS、GLONASS、みちびきによる位置情報に加え、温度、湿度、加速度の環境データも計測できる。大手通信キャリア3社と接続できる点や、省電力で長時間稼働できる点も特徴だ。バッテリー内蔵タイプと外部給電タイプが選択でき、利用シーンに合わせたカスタマイズも可能だという。

GPSマルチユニット