サイレックス、36カ国でそのまま使える産業IoT向け無線LAN APを発売

サイレックス・テクノロジーは、産業分野での利用用途に特化した無線LANアクセスポイント「AP-415AN」を6月18日から出荷開始する。ミッションクリティカル用途に特化した製品であり、高可用性や、各国の電波法に対応していることなどが特徴だ。


産業分野向けアクセスポイント「AP-415AN」

AP-415ANはアクセスポイント1台に対して、リピータを使って最大3つまでのマルチホップ通信に対応している。経路上のリピータがダウンしても自動的(動的WDS機能)に通信経路を切り替える機能を有しており、利用者が意識することなく迂回通信路を確保することが可能だ。


動的WDSマルチホップ通信のイメージ

また、産業機械が利用される現場は電子機器にとって過酷が環境が想定されるため、保護構造としてIP50(粉塵からの保護)に準拠しているほか、耐ノイズ性能、耐腐食性ガス性能にも配慮。すでにアジア地域を中心とした繊維機械工場で稼働実績があるハードウェアプラットフォームが採用されている。

海外への輸出に当たって取得・表示する必要がある各国の電波認証についても、日本を含む36カ国(米国、EU(28か国)、インド、インドネシア、中国、ベトナム等)に認可対応しており、対象国において標準で利用できる。

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