福岡市に日本最大規模のLoRaネットワーク――9月から「クラスB」に対応予定

NTT西日本、エヌ・ティ・ティ ネオメイト、Braveridgeの3社は、福岡市が公募した提案競技「福岡市LoRa Network実証環境提供業務」の事業者に採択されたと発表。これにより、政令指定都市の事例としては日本最大規模となるLoRaWANネットワーク実証環境を構築することになる。

福岡市「Fukuoka City LoRaWAN」のエリア

各社の役割分担としては、NTT西日本は実証環境の利用拡大に向けたプロモーションやアプライアンスの推進、フィールドトライアルで得た技術・ノウハウを提供する。NTTネオメイトは福岡市内広域に基地局を建ててLoRaWANネットワークを構築し、Braveridgeは実証環境利用者へのデバイス開発サポートを行う。

実証環境の提供期間は、2017年7月末~2018年3月31日まで。ネットワークの仕様は、実証環境の提供開始時はLoRaWAN「クラスA(端末からサーバへのアップリンク通信)」に対応し、2017年9月頃から「クラスB(サーバーから端末へのダウンリンク通信)」に対応する予定だ。

実証環境の提供範囲
実証環境の活用シーン

現在、実証環境の利用を希望する企業向けに、事前エントリーを受け付けている。詳細は、【別紙4】実証環境 利用企業の募集について(PDF)に記載がある。

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